南紀白浜を襲った「介護保険のパラドックス」

執筆者:吉富有治 2007年4月号
エリア: 日本

全国有数の観光地にして福祉の充実した町に高齢者が流入。その結果生じた思わぬ負担増に、行政も住民も戸惑っている。 和歌山県白浜町。紀伊半島の南部に位置し、南紀白浜とも呼ばれるこの町は、年間の平均気温が十七度という温暖な気候と、美しい海岸線や山並みに恵まれた自然豊かな景勝地である。白浜町は関西でも屈指の温泉街としても有名だ。優れた泉質と豊富な湯量の温泉は日本書紀にも登場し、愛媛県の道後温泉や兵庫県の有馬温泉と並び、日本三古湯のひとつに数えられている。 これまで、この風光明媚なリゾート地で目立っていたのは、温泉と海の幸を楽しむ観光客や、高級別荘の所有者などだった。最近目につくのは高齢者の姿だ。

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