米共和党保守派が期待を寄せる「ウォーカー州知事」

足立正彦
執筆者:足立正彦 2015年3月13日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 北米

 2月25日から28日まで4日間の日程で、ワシントン郊外のメリーランド州ナショナル・ハーバーにおいて、保守系団体であるアメリカ保守連合(ACU)主催の保守派勢力最大イベント「保守政治行動会議(CPAC)」の年次総会が開催された。近年、共和党の右傾化が鮮明になる中、一般的な共和党支持者よりも保守色をかなり鮮明にしている若手活動家らが多数参加するCPAC年次総会の注目度は、最近益々高まってきている。とりわけ、10カ月足らず先の2016年1月には、共和党大統領候補指名獲得争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が行われるため、今年のCPAC年次総会は、指名獲得争いが始まる前の最後の総会となった。現時点での保守派勢力の間のムードを正確に把握する観点からも、例年よりも一層注目が集まることとなった。

 そうした中、この総会で、共和党の保守派勢力に対して自らの立場を鮮明にしつつ積極的にアピールすることに成功した政治家がいる。ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー州知事である。総会ではウォーカー氏の演説が終了すると、指名獲得争いへの出馬を促す参加者からの歓声が会場を包み込み、演説を行った有力政治家の中で最も優れたパフォーマンスを示したと高く評価された。

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執筆者プロフィール
足立正彦
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト。1965年生れ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より現職。米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当する。
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