北京の「毒卵」と評された国家大劇院 大批判が意味するものとは?

2007年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

「五万トンの水を蓄えた下に劇場を配置して、仮にテロに遭えば、どのような惨事を招くのか」「古都北京の景観にまったくそぐわない。まるで黄身の漏れ出した毒卵だ」――人民大会堂西隣に建設中の「国家大劇院」に、批判が飛び交った。奇抜なデザインや豪華設備を競って財政資金を浪費、人民の怒りを買っている政府機関ビルや公共建築を厳しく批判し、今後の建設を禁じた中国の胡錦濤政権。三月に開いた全国人民代表大会(全人代)と全国政治協商会議のいわゆる「両会」では、胡の決定に乗じたかの如く、複数の代表から首都の三大浪費として国家大劇院、北京五輪のメインスタジアム(通称「鳥の巣」)、中央電視台(CCTV=国営テレビ局)の新本社が槍玉にあがった。

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