「ディーラー泣かせの相場」という声もある。証券会社のディーラーは会社から数億円の資金を預かり、毎日、株を売ったり買ったりして儲けるのが仕事。ところが、最近の株価は一日のうち最高値と最安値の差が三百円も開く乱高下が日常化。見通しを間違えると、損失を出してしまう。あるベテラン・ディーラーも「午前中に買いが多く、今日は上がると思うと、午後になって外資系証券の先物売りがドッと出て株価は急落。ニューヨークが上がったのに東京は値下がりし、松岡利勝農水相の自殺で値下がりを予想すると上がる……。難しい相場です」と嘆く。
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