年金問題の「現実」と政争にズレあり

執筆者:山田利三 2007年7月号
エリア: 日本

社会保険庁の杜撰な仕事ぶりは、これからまだまだ露見する。与野党とも、参院選ばかりを考えていたら、問題の解決にはつながらない。 六月四日朝、首相官邸。自民党の中川昭一政調会長、河村建夫政調会長代理、舛添要一参院政審会長は参院選の公約の最終案を携え、安倍晋三首相を訪れた。「こちらも年金を取り上げて対抗しないと勝てないのではないか」 首相は「年金」を争点に仕掛けた民主党に対抗するため自民党も従来の「社会保険庁改革」ではなく「年金」を掲げる必要性を指摘し、三人を見回して、こう指示した。「年金記録問題には万全を期したが、まだ国民に伝わっていない。年金問題を最重要政策として公約に取り入れてほしい」

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順