冷笑をはね返したソフトバンクの「次の手」

執筆者: 2007年10月号

ついこの間までは本気で相手にされていなかった。好調の理由は他社と一線を画した経営戦略にある。「競争は始まったばかりだ。他社もがんばっているから油断はしていられない。しかし、薄い、軽いではナンバーワン、基地局設置速度はギネスに申請しようと思っている」 携帯電話事業参入の結果、最高益を計上し続けるソフトバンクの孫正義社長の最近の発言は、謙虚さを見せつつも余裕に満ち溢れている。「携帯事業はそんなに簡単なものではない。まあ、お手並み拝見」と参入前に冷笑していたライバル他社も、「ソフトバンクはよくやっている」と評価が百八十度変わった。その躍進の原動力はなにか。また、これからどこに向かうのだろうか。

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