グッドウィルもはや崖っぷち 食指を動かすのはパソナ

2007年11月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 傘下の介護大手、コムスンの不祥事で経営の先行きに不透明感が高まるグッドウィル・グループ。二〇〇七年六月期の連結決算は前期の三十四億円の黒字から一転して四百七億円の最終赤字に転落。自己資本比率が前期末の三五・四%から二・四%に急落し、債務超過寸前に陥っている。コムスンの事業売却などによる財務立て直しに躍起だが、ドイツ銀行を割当先とした新株発行を伴う資金調達(エクイティファイナンス)でも、二百億円を予定していた調達額が株価下落で百十三億円程度しか集まらないなど「もはや破綻モードに入った」(大手証券アナリスト)とも言われる。 そんなグッドウィルに同業の人材派遣大手、パソナが食指を動かしているという。介護事業から撤退したあとグッドウィルに残る、倉庫での仕分け作業や引っ越し業務などへの派遣(スポット派遣)事業、さらに製造業への派遣・請負事業などは「収益基盤も比較的しっかりしており、買う価値はある」(他の人材派遣大手幹部)とされる。 パソナは会社更生法適用など法的整理の過程でスポンサーとして登場し同グループを傘下に収める皮算用と見られる。ここで名を売って“一流企業”と呼ばれたい?

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