「日証金」に立て籠る日銀天下りの“無芸大食”

執筆者:大神田貴文 2007年11月号
エリア: 日本

不要論すら唱えられてきた証券金融会社に、ようやく「市場の番人」が検査に入った。慌てているのは――。 東京証券取引所の向かいに、とりたてて特徴のない八階建ての雑居ビルがある。東証一部上場の証券専門ノンバンク「日本証券金融(日証金)」は、ここにひっそりと本社を構えている。会社の設立から八十年。閉鎖的で「シマ」と呼ばれる日本橋兜町の証券村でも古株の部類だ。 主力業務は株取引に必要な資金や株券の貸し出し。需給に応じて、証券会社を通じ法人などから保有株を一時的に借り、投資家に融通する。取引の流動性維持に“貢献”する証券市場の黒衣だ。

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