イラク「小さな前進と大きな懸念」の現状分析

執筆者:ジェームズ・キットフィールド 2007年11月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

抜本的な宗派間の政治和解は進まず、イランの干渉もやまない。アメリカのなすすべは――。[ワシントン発]九月十日、米議会で証言に立ったライアン・クロッカー駐イラク米大使とイラク駐留米軍のデイビッド・ペトレアス司令官は、当面の最大の任務を達成した。それは、今年一月に開始したイラクへの米軍増派は成果をあげており、来春まで期間延長すべきだと、イラク政策をめぐって揺れ動く共和党議員を説得することだった。イラクで指揮を執る二人の最高幹部は、ブッシュ政権与党内の造反をくい止め、イラク戦争に関して遅れがちになっていたワシントンの政治時計の針を元に戻した。

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