「宮崎元伸」が泳いだ防衛利権構造の黒い海

伊藤博敏
執筆者:伊藤博敏 2007年12月号
カテゴリ: 外交・安全保障 社会
エリア: 日本

なぜあれほどまでの接待攻勢をかけたか。外部からは見えにくい「利権の秩序」に食い込むには、生半可なやり方では通じなかったのだ。 宮崎元伸・日本ミライズ社長(六九)が持つ「私用」と「公用」の二つの携帯電話は、マスコミからの問い合わせと取材依頼で鳴りっ放しだった。 十月二十九日に行なわれた守屋武昌・前防衛事務次官(六三)の証人喚問の数日前、宮崎の心中を知ろうと取材した時のことである。筆者は宮崎と二人で遅い夕食を取っていた。 宮崎は必ず電話に出た。長話はしないが、聞かれたことには丁寧に答える。対応は終始穏やかだった。

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執筆者プロフィール
伊藤博敏 ジャーナリスト。1955年、福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒。編集プロダクションを経て独立。とりわけ経済事件の取材に定評があり、数多くの週刊誌、月刊誌、ウェブニュースサイトなどに寄稿。主な著書に『許永中「追跡15年」全データ』(小学館文庫)、『「カネ儲け」至上主義が陥った「罠」』(講談社+α文庫)、『黒幕』(小学館)などがある。
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