「常識外れ」の二人がまみえる米大統領選

執筆者:リンダ・フェルドマン 2007年12月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

共和・民主どちらにとっても「理想の候補」ではないけれど、勝つためならば目をつむる。投票まで一年を切った前例なき選挙戦――。[ワシントン発]米大統領選挙まで、あと一年。有権者はこう問い始めている。決戦は、エンパイアーステート(ニューヨーク)の巨人――ヒラリー・クリントンとルドルフ・ジュリアーニ――同士の闘いになるかもしれない。果たしてアメリカにその用意はあるか、と。 たしかに、二人の顔合わせは興味をそそる。クリントンは、世論の評価が割れた大統領夫人から、ニューヨーク州選出の上院議員に転じて政治力を強めてきた。一方のジュリアーニは、二〇〇一年九月十一日の世界貿易センタービルで起きた大規模テロ後の対応で一躍名を上げたニューヨークの元カリスマ市長だ。 この二人が民主党・共和党それぞれの大統領候補に指名されるかどうかは予断を許さないが、もし指名されれば、両党にとって従来の常識からは外れた候補となる。 クリントンが指名されれば、二大政党から指名される初の女性候補となる。ジュリアーニは、ロナルド・レーガン元大統領が妊娠中絶反対を共和党の党是のようなものにして以来、初めての、社会問題でリベラルな見解を持つ同党候補となる。

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