びくびくは独裁者の宿命 プーチンも例外ならず

2008年1月号
カテゴリ: 国際
エリア: ロシア

 五月に“退陣”を控えたロシアのプーチン大統領が、身の安全確保に神経質になっている。 二〇〇七年九月に、サンクトペテルブルク大学で日本語を専攻する次女がお忍びで来日したが、入国資料には偽名が使われていた。これまでは「エカテリーナ・プーチナ」の本名で来日していただけに、違いは明らか。 ロシアの消息筋は、「いくらプーチンでも、大統領を辞めると、警備はそれなりに縮小される。狙われるのを警戒しているのでは」と指摘する。既に、同大統領が〇七年十月にイランを訪問する直前には、大統領暗殺計画が報じられた。国際治安筋によれば、この計画はテロ組織アル・カエダとチェチェン共和国の独立派武装勢力が共同で画策した形跡があるという。 こうした状況とも絡み、プーチン政権に近い財閥アレクサンドル・マムートが経営するメディア企業SUPが、世界的に人気があるブログ・サイト「ライブ・ジャーナル」を米国のシックス・アパート社から買収したことが注目されている。 実はこのサイトにはロシア語版があり、先のロシア下院選でも政権を攻撃したり嘲笑する投稿が多かった。〇八年三月の大統領選に向け、政権に批判的な投稿者の個人情報がSUPから治安機関などに流出しないか懸念されている。

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