サブプライム危機に乗じて“逆ハゲタカ化”する農林中金

2008年1月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

 米国の低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付きが表面化して以来、金融市場は恐慌前夜を思わせる混乱ぶりだ。そんな中、欧米金融機関の巨額損失計上を横目に、農林中央金庫が暴落したローン証券の底値買いを狙っている。 五十兆円余りを運用する農林中金は、世界有数の機関投資家。バブル崩壊後の金融不安局面では「最後のリスク投資家」として、何度も相場の底値をさらってきた。 これまで証券化商品に約四兆円を投資、十月末までの損失は千五十七億円に上るが、今期の経常減益幅は三・七%にとどまり打撃は微々たるもの。損失に萎縮するどころか残高を七兆円に増やすという。

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