社会保障費を削減できず詭弁を弄するダメ官庁・厚労省

執筆者:山田利三 2008年1月号
カテゴリ: 経済政策・社会保障
エリア: 日本

「国の責任放棄だ」「私らは打ち出の小槌じゃない」。十一月十四日、東京で開かれた健康保険組合連合会(健保連)の全国大会は、「反厚生労働省」の空気に満ちていた。約四千人の参加者を前に、福岡道生会長は「自主自律が保険制度の原則。その努力を踏みにじる筋の悪い肩代わり案が突然出てきた」と強く批判した。 健保連は、大企業の社員らが加入する健保組合の全国組織。日ごろは医療費削減という共通目標のもと厚労省と足並みをそろえることも多い。それが今回態度を硬化させたのは、厚労省が二〇〇七年八月、政府管掌健康保険(政管健保)に投入していた国庫負担(税金)分を健保組合にツケ回ししようとしたからだ。

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