ドングリの大統領選

名越健郎
執筆者:名越健郎 2008年1月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 世界で最も過酷なマラソンといわれる米大統領選が、2008年1月3日のアイオワ州党員集会でスタートを切る。今回の大統領選は、現職の大統領・副大統領が出馬しないことと、予備選・党員集会の前倒し実施が特徴。共和党は泡沫候補も含め10人が立候補。政権奪還を目指す民主党は、女性や黒人、ヒスパニックなどカラフルだ。 今のところ、共和党はジュリアーニ前ニューヨーク市長がリードし、モルモン教徒のロムニー前マサチューセッツ州知事、万年候補のマケイン上院議員、映画俳優のトンプソン氏らが追う展開。民主党はヒラリー・クリントン上院議員がトップを走り、黒人のオバマ上院議員、前副大統領候補エドワーズ氏らが追走する。 08年11月の投票まで長丁場だけに、サプライズもありそうだ。夜のナイトショーもプライバシー追及で盛り上がってきた。 民主党の大統領候補はカラフルなのに、共和党候補は10人が全員白人男性。 この点を質問された共和党幹部が釈明した。「10人全員が白人男性富裕層の人種、信条、肌の色を代表している」 ヒラリー候補は夫とエール大学の図書館で知り合った。 オバマ候補は夫人と法律事務所で知り合った。 ジュリアーニ候補は3人目の夫人と、2人目の妻に最初の妻の悪口を言っている時知り合った。

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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