温家宝首相が離婚していた! 背後に上海閥の親族攻撃

2008年2月号
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 中国・台湾

「文字通り命懸け、最近は悲壮感さえ漂ってきました」――中国国務院筋は、温家宝首相が“職務に専念”するため張バイ莉夫人と一昨年秋に離婚していたと明かした。大陸中国人として初めて英国宝石鑑定士資格を取得、北京ダイヤモンド宝石公司トップとして中国宝石協会副主席までキャリアを積み上げてきた張夫人だが、温の首相就任を翌年に控えた二〇〇二年以降、ビジネスから身を引いたと伝えられていた。だが、旺盛な事業意欲を抑え切れなかったようだ。 温の家族をめぐっては、長男・温雲松、長女・温如春が父の威光を笠に金融企業のトップに就き暴利を貪っているなど、台湾・香港発の報道が絶えない。昨秋にも台湾のテレビ局が「張夫人は前年の宝石展示会で二百万元の宝石を(自分用に)買った」と伝えるなど、真偽不明の情報が飛び交う。 噂の出所は「すべて南の大都市」(同筋)。上海閥を率いる江沢民前総書記や曾慶紅国家副主席らが陰で糸を引く構図だ。温は「宝石商売は親民を唱える平民宰相のイメージにそぐわない。“彼ら”に口実を与えないよう、離婚を決断した」という。 温支援を強めるのは胡錦濤総書記。昨年大晦日には〇五年の国慶節休暇に続き異例の天津再訪に踏み切った。天津は温の出身地。胡は「〇八年は故周恩来首相の生誕百十周年。盛大な記念大会など様々な活動を準備している」と呼びかけた。「天津ゆかりの周と温」を並べ、いまも人民に敬愛される周と温のイメージを重ねるのが胡の狙いだ。

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