老害批判の元祖「牛尾治朗」の晩節

執筆者:大神田貴文 2008年2月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

世の中には不思議な存在がいる。自ら政府の審議委員をあまた務め、人事と聞けばリストを差し出す。さてその御仁の能力とは――。「ミスター・ウシオは何者なのか」 日本のエコノミストや証券アナリストは海外の機関投資家から牛尾治朗・ウシオ電機会長(七六)についてしばしばそう尋ねられ、答えに窮する。 ウシオ電機はスキャナーやコピー機のハロゲンランプ、半導体の露光装置などで世界的なシェアを誇る東証一部上場企業。とはいえ、連結売上高で千五百億円そこそこの中堅メーカーにすぎない。その経営トップが政府の諮問機関に繰り返し登用され、歴代の為政者に「ご意見番」として重用されるばかりか、要職人事にも口出しを続ける姿が奇異に映るのだろう。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順