巨象イオンに楯突くドラッグストア界の「先覚者」

執筆者:清水常貴 2008年2月号
タグ: アメリカ 日本

「夢とロマンを追い求める男」とも評されている。神奈川、静岡両県を中心にドラッグストアとスーパー二百八十六店を展開するCFSコーポレーション会長兼社長の石田健二氏(七五)。CFS株の一五%を保有するスーパー最大手イオンの反対を押し切って調剤薬局大手のアインファーマシーズとの統合を決めた人物だ。 石田氏がアインの大谷喜一社長と共に両社の統合を発表したのは昨年十月五日。ところが、その直前にイオンの岡田元也社長が統合に反対する記者会見を開き、イオンとCFSの対立が明らかになった。イオンがプロクシー(委任状)アドバイザーを選任すれば、CFSもコンサルタント会社を起用し、統合の是非を決める一月二十二日のCFS臨時株主総会に向けてプロクシーファイト(委任状争奪戦)に突入している。

カテゴリ: 経済・ビジネス
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top