【インタビュー】渡辺喜美(内閣府特命担当相(金融・行政改革・公務員制度改革担当)) 官僚機構の機能不全を正し「優秀な公務員」を活かす

2008年2月号
カテゴリ: 政治 金融
エリア: 日本

「骨抜き」と評された独法改革の過程では、いったい何があったのか。公務員制度改革は、国民の落胆を招く結果にならないのか――。改革への強烈な逆風と闘ったと言われる担当大臣が、率直に語った。――昨年末に閣議決定された独立行政法人の改革について、どう自己評価していますか。渡辺 新聞などでは改革が骨抜きにされたとずいぶん叩かれました。廃止・民営化される法人の数が少なかったこと、省庁を横断する統合ができなかったことなど、確かに不十分な部分があったことは認めます。ただ、相当なところまでやれたという自負はある。一部の大新聞の報道ぶりは、記者たちの情報源の大部分が、霞が関の利権を守りたい、そして独法改革を骨抜きにしたい官僚たちであるという事情も関係しているのではないか。つまり、一部の官僚たちが「自分たちが身を挺して改革を阻んだ」と喧伝して保身を図ったのではないのか。とはいえ、そんなことをすれば福田政権の支持率が下がることは目に見えている。それでもそうした情報を流すのは、彼らには首相など使い捨てだという意識があるのではないでしょうか。――では、今回の独法改革に点数をつけるとすれば?渡辺 六十点が合格点として七十点はいただけるのではないかと思っています。というのは、今回の改革は、誰とは言いませんが、霞が関の官僚たちが作った「裏シナリオ」を、かなり超えたところにまでメスを入れることができたからです。

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