「みずほ支配」に抵抗するクレディセゾンの「銀行嫌い」

2008年3月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 みずほフィナンシャルグループが系列ノンバンクの再編に動くとの観測が浮上してきた。 注目は「近くて遠い関係」(みずほ幹部)と言われてきたクレディセゾンの扱い。みずほはそもそも親密なユーシー(UC)カードに加え、昨年には貸金業規制強化で経営難に陥ったオリココーポレーションへの増資を発表し、名実共にコントロール下においた。 残るのがクレディセゾンだが、林野宏社長は西武百貨店時代から「銀行嫌い」(クレディセゾン幹部)で通り、周囲やマスコミに「うちはみずほグループじゃない」と強弁していたほど。 みずほも手を焼いていたが、ノンバンク業界が青息吐息に陥ったのを幸い、「絶好の機会」(みずほ幹部)とばかりに動き出したのだ。 みずほ銀はクレディセゾン、UCとクレジットカードの決済などを共同で行なう新会社を設立し、昨年末にはクレディセゾン株を追加取得、出資比率を二・八%から六・九三%に引き上げた。みずほグループ全体では一一・七九%に達する。 みずほとクレディセゾンの間には、株を一四・九九%まで買い増せるという契約条項があるが、そのラインに迫ってきたら、林野社長はどう対抗するつもりなのか。「銀行嫌い」だけでは戦えない。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順