世界経済を左右する「ブラックボックス」中国の行方

執筆者:小田博利 2008年3月号
エリア: 中国・台湾

庶民の生活から世界経済まで、中国抜きには語れなくなっている。だが、この国を、ご都合主義で頼りにもすれば見ないふりもする時代は過ぎた。 真実はやらせより奇なり。昨年、テレビ放送された「段ボール入り肉まん」はやらせだったが、「殺虫剤入り餃子」は悪夢のような現実だった。「日本生協連商品検査センターでは従来から残留農薬検査に力を入れてきました。(二〇〇五年)三月十五日に、日本生協連残留農薬データ集IIを出版しました。一九九八年から六年半の間に蓄積したデータ一覧と解析結果を掲載しています」(日本生活協同組合連合会ホームページ) これをブラックジョークと呼ばずして、何と呼ぼう。「CO・OP手作り餃子四十個五百六十グラム」や「CO・OP本場中国肉餃子三十個五百四十グラム」や「CO・OPとろ~り煮込んだロールキャベツ二個×二袋入」について、生協は一体どのような「残留農薬検査」を行なったというのか。北は札幌から南は沖縄まで、全国の生協が二〇〇七年度中に取り扱ったこれらの商品は、六十三万九千百九十七袋にのぼる。それだけではない。「CO・OPビーフカレー」についても、原材料のボイル牛肉を一時期、同じ中国の工場で生産していたことが判明した。

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