ミシェル・オバマ「メディアの餌食」を回避中

執筆者:ルイーズ・ブランソン 2008年4月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

[ワシントン発]民主党の大統領候補指名をめぐってヒラリー・クリントン上院議員と激しい戦いを続けるバラク・オバマ上院議員(四六)の妻ミシェル(四四)は、以前から夫の強力な助っ人になると目されてきた。オバマ上院議員が「歴とした黒人ではない」と考える人々にとって、ミシェルこそが「答」だからだ。 貧困層の多いシカゴ南部の労働者階級の家庭に生まれ育ったミシェルは、典型的な黒人女性である。一方、バラクの母親は白人で、二歳の時にケニア人の父親が妻子の元を去ってからは、米本土出身の白人祖父母によってハワイで育てられた。 また、猛烈な努力の末、プリンストン大学を卒業し、ハーバード大学法科大学院で博士号を取得、弁護士として経済的にも成功したミシェルは、誰もが夢見るアメリカンドリームを体現する人間として広くアピールする。ミシェルは、(二人が出会った)シカゴの弁護士事務所に勤務した後、シカゴ市長補佐、若者の社会参加を促す非営利団体事務局長、シカゴ大学学生サービス部副部長、同大学病院副院長を務め、現在も副院長の立場にある。昨年九月、ハーバード出身の百人の有力者を特集した雑誌では、五十八位にランクされた(バラクは四位)。

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執筆者プロフィール
ルイーズ・ブランソン イギリス出身。英『サンデー・タイムズ』紙モスクワ支局長を経てフリーランスに。米『ワシントン・ポスト』紙元モスクワ支局長で夫のダスコ・ドーダー氏との共著に『ミハイル・ゴルバチョフ』『ミロシェビッチ――暴君のポートレイト』がある。
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