「偽装バリバリ社員」が蔓延 しわ寄せで過労の社員を救え

執筆者:渥美由喜 2008年4月号
カテゴリ: 経済政策・社会保障
エリア: 日本

「働きやすさ」って何だろう。単純な疑問を発端に、筆者はこれまで「働きやすい」企業めぐりをしてきた。 本年一月に、フランスのワークライフバランス(WLB)とダイバーシティ(異なる属性や価値を認め、活かし、利益拡大を狙う経営戦略)先進企業十社を訪問した。これにより、海外百社、国内外計五百社を突破した。 まだ「働きやすさ」の解明は途中だが、最近ぼんやりと全容が見えてきた気がする。 しばしば、育児休業制度など、制度の充実をWLBの推進と勘違いしている人がいる。あるいは、制度の利用状況が向上すること=WLBの推進と誤解している人がいる。霞が関の官僚にそういう人たちが多い。たぶん、ご自身がWLBとは無縁の生活を送っているので、WLBやダイバーシティの本質が見えないのだろう。 WLBとは、従業員の「覚醒」であり、相手への「思いやり」だ。 筆者は、従業員を四つに分類している。縦軸は「仕事を重視するか、否か」、横軸は「生活を重視するか、否か」だ。そして、「バリバリ社員=仕事重視、生活軽視」、「イキイキ社員=仕事重視、生活重視」、「ヌクヌク社員=仕事軽視、生活重視」、「ダラダラ社員=仕事軽視、生活軽視」と定義している。

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