「後発薬」でチャンス拡大 挙げて日本を狙うインド製薬業界

2008年6月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス

 インドの製薬業界で日本の存在感が増している。昨年四月、ザイダス・カディラが日本ユニバーサル薬品を傘下に収め話題となったが、続いて十月にルピンも共和薬品工業を買収。ドクター・レッディーズやダブールもM&A(企業の合併・買収)による日本参入の方針を打ち出しているほか、オーキッドはこの四月に日本法人を新設した。 ザイダスは他の日本メーカーとの連携も、提携や合弁まで含めて広げる意向だとされるし、ルピンも日本で引き続き買収を仕掛ける可能性がインドで報じられている。規制大国日本への進出には、“既得権益”を持つ企業との連携が必須に近い。 ここに名を挙げたインドの製薬各社は国内では売上高ランキングで上位十社に入る大手で、日本以外でもM&Aなどを進めている。事業の主力はいずれも、特許切れなどにより自由かつ安価に製造・販売できるジェネリック(後発)医薬品。日本進出でもこの分野に焦点を絞る。 前出のルピンは四月末、十点の後発薬について日本で認可を受けたほか、生活習慣病向け製品の投入も検討中。インド最大手のランバクシー・ラボラトリーズは二〇〇二年に日本ケミファと資本提携済みだが、今年も新たな後発薬の認可を得た。

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