世界経済を揺さぶる「インフレ」と「ドル離れ」

執筆者:小田博利 2008年7月号
エリア: 北米

金融危機回避のための金融緩和が、あちらこちらでインフレ懸念を高め、ドル離れを促している。日本の政治家は、まるで眼中になしだが……。 警察側発表で八万人の人、人、人。韓国の首都ソウルを反政府デモが覆い尽くしている。米国産牛肉の輸入解禁に抗議する声がこだまするなか、発足早々に李明博政権の支持率は二割をも割り込んだ。李大統領は閣僚総辞職で事態を乗り切ろうとしているようだが、予断を許さない。 ごく一部の秘書に頼った側近政治が悪いと、韓国人はいう。潔癖なまでのナショナリズムが、牛肉輸入全面解禁という対米屈辱外交への不満を爆発させた。加えて、韓国経済全体を覆う不透明感も見逃せない。

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