「市場の変化」について行けない金融庁の迷走

執筆者:本田真澄 2008年9月号
エリア: 日本

厳格な検査を続けるのは当然だ。だが、この時代にシステムにも新たな金融商品にも通じていないで、何を“仕事”にしようというのか。「システムに通じた人材もおらず問題の軽重が判断しきれないのに検査や監督で下手に指摘すれば、システム障害が起きた時に『なぜ改善させられなかったのか』と“痛い腹”を探られる。システム障害を百パーセント未然に防ぐことは土台無理。金融機関側の自己責任にしておいた方が行政の責任を問われなくて済む」 三菱東京UFJ銀行が旧東京三菱と旧UFJのオンラインシステム完全統合リハーサルを重ねていた今春、金融庁関係者はこう声を潜めた。

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