深層レポート 日本の政治
深層レポート 日本の政治(105)

総裁選「躁状態」の自民に“一寸先の闇”

2008年10月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

 福田康夫首相(自民党総裁)の突然の辞任表明をきっかけとして、政局はこれまでとはまったく違った様相を見せ始めている。自民党総裁選では、派閥横断的な支持を得て出馬した麻生太郎幹事長や派閥領袖の意向を無視する形で名乗りをあげた小池百合子元防衛相ら五人もの候補者が乱立した。各派所属議員の各候補者への支持も入り乱れ、派閥を基本単位とした従来の党内秩序が崩れ去りつつあることを浮き彫りにした。総裁選が終わると、臨時国会冒頭での新首相選出後には衆院解散・総選挙も予想され、総選挙後は政権交代や政界再編もあり得る状況だ。福田首相の辞任によって、政局は一気に激動期に突入した。 そんな渦の中で、与野党を問わず有力政治家たちもめまぐるしい動きをみせている。だが、主役級の人物たちのうち、ひとりだけ表舞台に立つことを避けているように見えるのが、小泉純一郎元首相である。小泉氏が小池氏支持を表明したというニュースは伝えられてはいるが、かつて政局の中心に君臨した姿と比べれば、今はすっかり影が薄くなった印象がある。だが、実は小泉氏は福田首相の辞任表明の約半月前に、来たるべき衆院選の結果を“予言”していた。「負けるもよし」と小泉節

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