【ブックハンティング】サラリーマン神話を作った男 李明博大統領の波乱の半生

執筆者:久保田るり子 2008年11月号
カテゴリ: 国際 書評
エリア: 朝鮮半島

 このところ韓国の影が薄い。 今春の「竹島(韓国名・独島)問題」は、度肝を抜かれた。韓国は大真面目に「独島防衛訓練」を行なった。あなた方は本気で「日本が海を渡って攻めてくる」と考えている? 日本は、「李 明博大統領の韓国」に期待を寄せていた。反米親北の「革新韓国」とはお別れ。未来志向で実利的で、「過去にとらわれない成熟した日韓関係」が約束されたはずではなかったか。 ところが、李政権にはいまだに存在感というものが希薄なのだ。竹島軍事演習はナショナリズムの発露であったが、李政府が「民意を意図的に刺激した」ようにも見受けられた。これが、韓国を代表するCEO(最高経営責任者)型大統領、李氏の目指すリーダーシップなのか。日本は戸惑った。

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