次世代半導体の“進退”でまだ悩んでいた富士通

2008年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 富士通が「次世代半導体の開発レースから脱落するのではないか」との観測が出ている。 画像データの処理などに使われる半導体は、デジタルカメラやパソコンなどの基幹部品。より精密な次世代が量産化されれば、一個当りの生産コストが安くなる上、製品の高性能化にも対応しやすくなる。 開発には数年の期間と巨額の費用がかかり、日本勢は、すでに日立製作所と三菱電機が出資するルネサステクノロジがパナソニックと、東芝とNECエレクトロニクスが米IBMなどと組んで開発費を分担する。だが、富士通は対応を決めかねている。今年度中に提携先を決める考えを示してはいるが、「今さら加わっても他社から特許料を求められるのでは」(業界関係者)との冷ややかな声が支配的だ。

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