ロシア外務省の日本専門家が次々と退職、人材不足が深刻化している。駐日大使館で政務を担当していたコスチン参事官が最近、本省の日本課長就任含みで帰国したが、五カ月間の休暇に入り、いつの間にか退職してしまった。次世代のホープとみられた若い女性外交官も退職のため帰国した。 コスチン氏は人事上の処遇に不満があったとも言われるが、日本語ができる外交官がこの一、二年次々と外務省に見切りをつけ、ナノテクノロジーの国策企業ロスナノテクに大挙して移動。駐日公使からアジア太平洋局長に昇進したガルージン氏も人材流出に頭を抱えている。
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