株式市場に更なる逆風 サティヤム粉飾決算で信用失墜の企業統治

執筆者:浅見啓介 2009年2月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス

 インドIT(情報技術)四位でシステムの受託開発を手がける有力企業、サティヤム・コンピュータ・サービスが過去数年間にわたって粉飾決算を繰り返していたことが明らかになった。主導したのは一月九日に逮捕された創業者のラマリンガ・ラジュ会長。投資信託を通じてインドに投資してきた日本の投資家は、インド企業のコーポレートガバナンス(企業統治)リスクを突きつけられた格好だ。 利益水増しを明かしたラジュ会長によると、昨年七―九月期の営業利益は六億一千万ルピー(一ルピ=約二円)と公表数字の十分の一以下。同九月末時点の貸借対照表に五百三十六億ルピーと計上された現預金は実際にはそのわずか六%の三十二億ルピーしかなかったという。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top