無線傍受が明るみに出したアル・カエダ幹部の動向

2009年3月号
カテゴリ: 国際

 国際テロ組織アル・カエダのナンバー2とされるアイマン・ザワヒリが、昨年暮れにイラン革命防衛隊の特殊部隊「クッズ」と接触したとの情報が流れている。 ザワヒリは「クッズ」のカセム・スレイマニ司令官と電話で話し、中東におけるアル・カエダ戦闘員とイランとの関係について意見交換したという。アル・カエダ要員が多数潜伏しているとみられるアフガニスタンとパキスタンの国境地域での無線を傍受したパキスタン治安当局から米中央情報局(CIA)に伝えられた情報だと見られる。 無線の傍受により、オサマ・ビンラディンの息子サードがアル・カエダと「クッズ」の仲介役を果たしていることをパキスタン治安当局の専門家が確認したとの情報もある。サードは昨年九月、身柄を拘束されていたイランから出国し、パキスタンとアフガニスタンの国境に潜伏したとの有力情報をCIAがつかんでいる。 ワシントンの情報筋は「ビンラディンのもう一人の息子ハムザも潜伏先の両国国境地帯とイランや他の中東諸国との間を定期的に行き来している」と語っている。

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