北朝鮮のミサイルで高まる緊張 どこから迎撃するのか

2009年4月号
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 朝鮮半島 日本

 北朝鮮が発射準備を進めている「テポドン2」は、日本列島上空を横切るコースをとりそうだ。仮に北朝鮮が主張する「人工衛星」であっても迎撃対象になるとの認識を麻生首相が示し、防衛省は迎撃の検討を開始。地上発射型の迎撃ミサイル「PAC3」の展開地を東京の新宿御苑と防衛省の二カ所に固めたもようだ。 政府は二〇〇五年、自衛隊法を改正して「弾道ミサイル破壊措置命令」を盛り込んだ。ミサイルが日本に飛来する恐れがある場合、安全保障会議を開き、首相の承認を得て、防衛相が自衛隊に破壊措置命令を出す。事態の急変に備えて防衛相が命令を出しておくこともできる。 日本海では、イージス護衛艦のうち弾道ミサイル迎撃能力を持つ「こんごう」と「みょうこう」の二隻が北朝鮮にレーダーを向けて迎撃態勢を整える。そして地上では、通常関東地方某所に配備されているPAC3が東京都内に移される。 PAC3の展開地は極秘とされ、防衛省幹部は「東京に集中する政治経済の中枢防御に最適な場所」としか言わないが、どうやらそれが都内中心部の新宿御苑と防衛省だとみられるのだ。実際、航空自衛隊は過去に新宿御苑でPAC3の展開訓練を行なった実績がある。

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