野党の「総選挙参加条件」にミャンマー軍政が苦慮

2009年6月号
カテゴリ: 国際

 軍政はこれまで国際社会に向けて「現状は民主化に向けたプロセスの一環」であると、人権弾圧やNLD党首でノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チーさんの自宅軟禁を正当化してきた。それだけに、その「民主化プロセス」の「重要な節目」とする総選挙には、何とかNLDに参加して欲しい(ただし、勝たれては困る)。このため軍政は、強硬なNLD党員や民主化運動家には逮捕・勾留という強硬手段を継続する一方、懐柔策によるNLDの内部分裂を図っている。 こうした状況の中でNLDは、総選挙に参加する条件として、NLD幹部を含むすべての政治犯の無条件釈放、軍政主導で昨年制定された憲法の改正、自由で公正な選挙の実施とそのための国際監視組織の導入、の三つを示した。

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