国債大増発で日銀の苦悩は続く

執筆者:大神田貴文 2009年6月号
エリア: 日本

打ち出の小槌と化した日銀。国債をひたすら引き受け続けて政府に資金を供給するが、リスクは大きい。 年収四百六十万円なのに出ていく金は一千万円。子や孫の代になっても返す当てのない借金が九千万円ある――。今年度の日本の国家予算を家計に例えれば、そんな資金繰りになる。 政府は四月、追加経済対策として十四兆円の補正予算を組み、今年度の一般会計予算は過去最高の百二兆円と、初めて百兆円の大台に乗せた。うち税収は四十六兆円に過ぎない。不足分は国債の発行でまかなう。 国債は資金繰りの非常手段だが、日銀へ無制限に押し付けることで、大量発行に歯止めがきかなくなってきた。

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