穀物メジャーの参入で中国種子産業淘汰の危機

執筆者:西原哲也 2009年8月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 中国・台湾

 俗に「種子を制すれば農業を制す」と言われるが、今中国で種子市場が注目されている。スイスのシンジェンダ、米モンサント、米デュポン系列の種子開発販売会社パイオニアなど、世界の穀物メジャーが中国市場での業務拡大を強化する一方、未成熟な国内種子産業は外資の拡大に危機感を募らせており、巨大市場を舞台にした「種子戦争」が始まりつつある。 中国の農作物の種子市場は昨年末時点で、既に五百五十億元(約八千五百八十億円)を突破した。人口増加や経済成長を背景に、潜在市場価値は九百億元に上り、世界最大とみられている。

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