イタリア産楽器「投資対象」としての価値

過去の名品の数は減り続けるが、購入希望者は増える一方。「現代の名匠」が造る新品も“大化け”の可能性があるのだという。[ローマ発]米国の証券大手メリルリンチが六月に発表した調査結果によれば、日本には昨年末時点で個人資産(不動産を除く)が百万ドル(約九千五百万円)を超えるミリオネアが百三十六万人いるという。もしも、あなたがそのひとりで資産の長期運用を考えているのなら、イタリア北部ポー川中流の歴史ある街、クレモナに注目していい。 そこには十七―十八世紀、アントニオ・ストラディバリ、ジュゼッペ・グアルネリ、そしてニコラ・アマーティという三人の名匠が登場し、バイオリンなど弦楽器の名品を生み出した。その作品は楽器としての高い評価のみならず、今も安定した「投資対象」として各国の富裕層の関心を集めている。

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