冷静沈着な大リーグ監督ドン・ワカマツの「誇り」

執筆者:ブラッド・レフトン 2009年9月号
カテゴリ: スポーツ

 メジャーリーグ史上初の日系人監督、ドン・ワカマツ氏(四六)が、イチローと城島健司の両選手が所属するシアトル・マリナーズを率いて奮闘中だ。新監督に指名されたとき、ハワイ出身だと思った人が多かったのではないか。第二次大戦後、日米両国のプロ球界に属した日系アメリカ人選手のほとんどがハワイ出身だからだ。一九七五年、初の日系米国人大リーガーとしてセントルイス・カーディナルスでプレーしたライアン・クロサキ氏もハワイ出身だった。 しかし、ワカマツ氏は太平洋岸、オレゴン州のフッドリバー生まれで、カリフォルニア州北部の育ちだ。戦前に米本土へ移民した曾祖父母から数えて四世に当たる(曾祖父は福岡出身)。

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執筆者プロフィール
ブラッド・レフトン 1962年、米ミズーリ州セントルイス生れ。地元ラジオ局で大リーグ取材に携わった後、92年ミシガン大学で修士号取得。その後、NHKの番組制作に携わるため来日。96年帰国。現在、日米両国の雑誌やテレビでフリージャーナリストとして活躍中。NHKの日本人メジャーリーガーの取材にも協力している。
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