“追悼政局”に勝利した韓国・李明博政権

執筆者:黒田勝弘 2009年10月号
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 朝鮮半島

盧武鉉自殺に揺れた李政権が、「金大中国葬」で自信と安定を取り戻した。内閣改造での用兵も巧みだ。不安材料は日本の政権交代か。[ソウル発]韓国ではこのところ前・元大統領が相次いで亡くなり、大々的な追悼と葬儀で忙しかった。いずれも熱狂的で固定的支持層をもった指導者だったため、追悼ムードは否が応でも高まった。 旧政権の指導者に対する熱い追慕は、現政権にとっては心地よいものではない。旧政権勢力の追悼イベントでは「李明博政権打倒!」のスローガンが目立った。しかし追悼ムードが去った今、李明博政権の支持率は逆に高まり、安定度を増しつつある。この背景は何か。

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執筆者プロフィール
黒田勝弘 産経新聞ソウル駐在客員論説委員。1941年生れ。共同通信ソウル支局長、産経新聞ソウル支局長兼論説委員を経て現職。2005年度には日本記者クラブ賞、菊池寛賞を受賞。在韓30年。日本を代表するコリア・ウォッチャーで、韓国マスコミにも登場し意見を述べている。『“日本離れ”できない韓国』(文春新書)、『ソウル発 これが韓国主義』(阪急コミュニケーションズ)など著書多数。
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