参院単独過半数へ「小沢幹事長」が目論むウルトラC

執筆者:野々山英一 2009年10月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

「最近、体調もいい。二十年前に戻ったつもりで、鳩山政権を支えようと思う」 民主党新幹事長・小沢一郎氏は最近、側近議員にこう漏らす。剛腕とは思えない殊勝な言葉は、揺るぎない自信に裏打ちされている。「二十年前」とは一九八九年、海部政権で幹事長に就いた時のことをさす。二十年ぶりの与党幹事長就任で権力の中枢に返り咲いた小沢氏は、早くも次の一手を打ち始めた。 今、小沢氏の頭の中には来年夏の参院選のことしかない。民主党は衆院では三百を超える議席を持ったが、参院では過半数に九議席足りない。民主党が政権運営で完全に主導権を握るには、参院選で勝ってねじれを解消する必要がある。だから小沢氏は参院選を最優先に考えているのだ。

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