深層レポート 日本の政治
深層レポート 日本の政治(117)

難問山積「圧勝民主党」よろめきながらの船出

2009年10月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

 民主、社民、国民新の三党は九月四日、東京・赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の一室で衆院選後初めての幹事長級会談を開いた。議題はもちろん三党連立政権樹立に向けての意見調整である。この会合への出席にあたって、社民党の重野安正幹事長には、ぜひ民主党の岡田克也幹事長に問い質しておきたい点があった。それは、民主党の鳩山由紀夫代表が、政府内に新設すると提唱した「国家戦略局」についてである。 マスメディアでは、国家戦略局の設置が既定事実のように報じられている。だが、民主党から社民党に対して、それまでこの組織についての説明は一切なかった。席上、重野氏は尋ねた。「ところで、岡田さん。国家戦略局というのは一体何なのですか。連立政権の政策を話し合う前に、まず、それを説明してほしい。政権の土台がわからなければ、政策だけ合意しても意味がない」「いや、実はですね。この国家戦略局については、うちの党の中でも、よく理解している人間は五、六人しかおりません。ちょっと今ここで説明することはできません」 岡田氏の煙に巻くような返答を聞いて、重野氏は釈然としないものを感じながらも言った。「では、後日、戦略局についての資料をいただきたい」

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