深層レポート 日本の政治
深層レポート 日本の政治(118)

「政治は数」さらに高まる小沢幹事長の「存在感」

2009年11月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

「政治は数」さらに高まる小沢幹事長の「存在感」 民主党の小沢一郎幹事長にとって「政治の師」とも言える故田中角栄元首相はかつて「政治は数であり、数は力、力は金だ」と語ったという。かなり乱暴な言い方ではあるが、政治の一面の真実を突いた言葉である。田中氏が逝去して十五年以上たつが、小沢氏は、師の言葉のうち少なくとも「政治は数」の部分だけはしっかりと受け継いだようだ。この場合の「数」とは議員数のことである。実際、最近の小沢氏は、「数」に尋常ではない執着ぶりをみせている。 小沢氏が九月三十日に静岡市を訪問した際の記者会見でこんなことがあった。この日、静岡駅北口の「ホテルアソシア静岡」で、十月二十五日投票の参院静岡選挙区補欠選挙に民主党公認で立候補した土田博和氏の記者会見が開かれた。同席した小沢氏は、記者団からの予期せぬ質問に少しうろたえ、困惑した表情をみせた。 記者「土田候補に期待することは?」 小沢氏「質問の趣旨は、何を期待しているのかっていうこと? うーん、何を期待しているかって言ったって……」 そして再び笑顔に戻って、こう言った。「当たり前ですが、参院の安定した状況に寄与することによって、国政の安定した運営を行なうということを……(中略)……期待しています」

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