オバマに課せられた「戦争」と「改革」の両立

[ワシントン発]大統領選挙で歴史的な勝利を得て一年、空を飛んでいるようだったバラク・オバマがついに地上に降りた。失業率は心理的痛みを覚える一〇%を超え、アフガニスタン、および内政上の最重要課題である医療保険改革にどう対処するかをめぐって、党内駆け引きと党派対立で動きを奪われつつある。 オバマの仕事ぶりに関しては、依然として五〇%程度の国民が支持している。だが、来年十一月の中間選挙の見通しは与党民主党にとって明るくはない。最新のギャラップ社の世論調査によると、下院議員の選択で有権者は四八%対四四%で共和党候補を支持している。

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