どんなに気を惹いても米国は振りむいてくれない。それでも北は二国間協議にしか活路を見出せない。 クローリー米国務次官補は十一月十日、ボズワース北朝鮮担当特別代表を年内に平壌に派遣することを決め、北側に伝えたことを明らかにした。米政府高官の訪朝は昨年十月にヒル国務次官補(当時)が訪朝して以来。ボズワース代表は平壌で姜錫柱第一外務次官らと協議することになる見通しだが、双方の立場の違いは大きく、核問題はせめぎあいながら年を越す可能性が高い。 *「米国がまだわれわれと向き合う準備ができていないなら、われわれもそれだけ自らの道を行けばよいことであろう」
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