相次ぐ訴訟、乱れ飛ぶ怪文書 イオンとマツキヨの「代理戦争」がヒートアップ

2009年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 ドラッグストアが資金を出し合ってひとつの会社を作り、共同開発でコストを抑えながら良質な独自商品を開発し、各店舗で販売しよう――。マツモトキヨシなどが中心となって設立を呼びかけたプライベートブランド商品の製造販売会社「ニッド」の内紛が激化している。 ニッドの社長は設立直後からマツキヨの松本南海雄会長が務めていた。マツキヨ派と反マツキヨ派の勢力は拮抗していたが、「五年ほど前にマツキヨ派だった高田薬局がイオングループに入り、反マツキヨ派に加わったことで均衡が崩れ、クーデターが成功した」(業界通)。反マツキヨ派はドラッグストア部門の拡大を進めるイオンをバックに経営陣からマツキヨ派を一掃し、高田薬局の高田隆右社長はイオングループのドラッグストア持株会社グローウェルホールディングスの社長に出世した。 ニッドの現経営陣は、マツキヨのフランチャイズチェーンに加わったドラッグストアを規約違反として退会処分にし、さらには臨時株主総会を開いてイオンを引受先にする増資を決定。こうしたニッドの「イオン化」に対してマツキヨ派も反撃に出ている。臨時株主総会の無効確認を求め提訴し、退会処分を受けたドラッグストアは地位保全の訴訟を起こした。

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