アートで見る地球の実相

執筆者:インゴ・ギュンター 2010年2月号
カテゴリ: 文化・歴史

[ニューヨーク発]「知的所有権」という観点から地球を眺めると、おもしろいことがわかる。左の地球儀は、アメリカで登録されている特許所有者の(登録上の)出身国を、数の多さに比例する大きさで表したものだ(データは作成時に最新だった二〇〇七年のもの)。日本、ドイツ、イギリスの持つ特許がどれほど多いかがわかる。 スイスのジュネーブに本部を置くWIPO(世界知的所有権機関)によると、〇八年、アメリカの特許所有者に外国人が占める割合が初めて半分を超えた。〇七年には五一・二%だったアメリカ人の比率が四九・七%になったのだ。代わって増えたのが、韓国、日本、中国の個人や企業がアメリカで得た特許だった。中国は一年で十三番目から九番目へと順位を上げて、オランダを抜いた。

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執筆者プロフィール
インゴ・ギュンター メディア・アーティスト。1957年生れのドイツ人。ゲーテ大学で、民族学と文化人類学を専攻するとともに、デュッセルドルフのアート・アカデミーでヨーゼフ・ボイスに師事。その後、ナム・ジュン・パイクのアシスタントをしながら、ビデオアートを学ぶ。地球儀をキャンパスに世界情勢を描く手法で知られ、その作品は1994年から99年までの6年間、フォーサイトの表紙を飾った。フォーサイトのフェイスブックの表紙も最近の地球儀アートの1つ。2006年から07年に東京芸術大学客員教授を務めた。
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