次の20年の20人 ハムザ・シャバーズ・シャリフ

執筆者:高橋博史 2010年4月号
カテゴリ: 国際

 伯父はナワーズ・シャリフ元パキスタン首相、父はシャバーズ・シャリフ元パンジャーブ州首席大臣。一九九九年の軍事クーデターは彼がまだ二十代の時であった。一家は国を追われサウジアラビアに亡命した。しかし、ハムザは四面楚歌のなか一人祖国にとどまり、伯父と父が残した政党パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ・シャリフ派を率いて軍事政権に抵抗。軍事政権の耐え難い圧力に屈することなく支持者と共に民主化闘争を続けた。 インドを含む南西アジアの二十一世紀は、冷戦時代を反映した二十世紀の政治構造よりはるかに複雑な様相を呈すると考えられる。その理由は中国とインドの目覚ましい発展にある。その中で、パキスタンの地政学的重要性は増大する。 ハムザは目立たないが八年間の民主化闘争という苦難の政治経験を経て着実に力を伸ばした。軍政が終わり伯父、父とも政界に復帰。今、若き民主化の闘士に、次世代の指導者として大きな期待がかかる。Hamza Shahbaz Sharif●下院議員。1975年生れ。

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