深層レポート 日本の政治
深層レポート 日本の政治(127)

公明連立入りの「状況証拠」

2010年7月30日
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

 民主党が7月11日投票の参院選で大敗を喫したことによって、各政党の熾烈な駆け引きが始まっている。
 菅直人首相は選挙期間中の7月4日、JR横浜駅前での街頭演説で、こんなふうに豪語していた。
 「小さな政党が政策実現をしようとするなら、どこかの大きな党と協力するしかない。私は小さな党の経験者としてアドバイスを差し上げたところであります」
 ここで菅首相が言っている「小さな政党」とは、渡辺喜美代表率いるみんなの党のことである。菅首相は1980年の衆院選で社会民主連合(社民連)公認候補として初当選したのを皮切りに小政党を渡り歩いてきた。菅首相の初当選時の社民連は衆院での勢力がわずか3議席。そんな弱小政党の悲哀を誰よりもよく知る菅首相の言葉だけに重みがあると言えばあるが、要するに、菅首相は、みんなの党が生き残る道は民主党との連携以外にはないと言いたかったわけだ。みんなの党への牽制である。

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