北朝鮮「党代表者会」を前に見えてきたこと

平井久志
執筆者:平井久志 2010年9月24日
カテゴリ: 国際
エリア: 朝鮮半島
慈江道の鉱山を視察する金正日総書記。報じられたのは9月11日だが、実際に視察をした日時は不明(C)AFP/HO/KCNA via KNS
慈江道の鉱山を視察する金正日総書記。報じられたのは9月11日だが、実際に視察をした日時は不明(C)AFP/HO/KCNA via KNS

 朝鮮労働党代表者会準備委員会は9月21日早朝、朝鮮労働党代表者会を9月28日に平壌で開催すると発表した。  しかし、党政治局が6月23日付決定で「9月上旬」とした開催時期が遅れた理由については言及しなかった。  状況を総合的に見れば、北朝鮮は当初、9月7日の代表者会開催を目指したとみられる。しかし、地方からの代表を平壌に留め置いたまま日が過ぎ、「9月上旬」という言葉を最大限に解釈した15日になっても開催されなかった。韓国のNGOの情報では、このころ地方代表をいったん地元へ帰らせたとみられる。  北朝鮮の公式メディアは開催延期について何の言及もしていないが、平壌在住の国際機関には水害とその復旧のためという説明がなされたようだ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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