ナイジェリア独立50年に想う

執筆者:白戸圭一 2010年10月2日
タグ: 日本 大統領選
エリア: アフリカ

 10月1日。日本で5年に一度の国勢調査が行われたこの日、ナイジェリアでは独立50周年を祝う記念式典が首都アブジャで挙行されました。国の南東部の産油地帯で石油企業を狙った誘拐事件などを起こしている武装組織が式典を狙った爆弾テロを予告し、式典の最中に会場近くで乗用車が爆発しました。日本時間2日午前0時現在、死者8人が出ていますが、式典は中断されることなく粛々と行われました。

ナイジェリアは2度、取材で訪れたことがあります。一度は2006年4月に産油地帯の武装組織を取材するために、もう一度は2007年4月の大統領選の取材でした。

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執筆者プロフィール
白戸圭一(しらとけいいち) 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
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